▼キラキラ女性を気取ってみた(い)

フシギダネと意識低い系の日常

今年5冊目「悪意」東野圭吾

最近、読書感想文しか書いてないねぇ(笑)と思いながらも今回も読書感想文書きます。

 

ちなみにこの作品、ネタバレよし来い派の私なので既にネタバレは読んでもうてた。

そのネタバレを読んだ時から「ん?どゆこと?あぁ、そゆこと?むむむ」って志向が巡り巡り、これは東野圭吾さんの文章でしっかり読みたいと強く惹かれた作品がこちら。

悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

 

「悪意」東野圭吾

 

いつもの通り背表紙に書かれてる内容書きます。

人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は妻と幼馴染。犯人が決して語らない動機とは何か。動機を明らかにしていく、加賀恭一郎シリーズ。

 

ネタバレを読んでなお強く惹かれた作品。

これは絶対面白いに違いないと、何でか分からん確信を持ってました。そしてその確信に間違いはありませんでした。

面白かったです。

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悪意とは。他人や物事に対して抱く悪い感情、または見方のこと。日常用語としての悪意とは、相手にとって害のあることを理解した上で行動することである。また相手のよくない結果を望む、心の中に生じる意思を意味する。(※wiki調べ)

 

悪意とは何なんか。どこから出てくるのか。

タイトルの悪意はまさにこのwiki調べ通り「相手のよくない結果を望む」、まさにこのことではないかなって思いました。

「相手にとって害のあることを理解した上で行動する」ってことはこの作品ではどういう事なのか。読み終わったとき「そういうことか!」と納得。これが悪意かとしっくりきました。

 

理由ははっきりせんにしても、ここまで用意周到に計画するほどの悪意。主人公のその強い悪意を完全に理解することは私にはできんかった。

幼少期の頃からひそかに何でか分からんけどずっと内に秘めてた想いが、ある時表面化する。それが良い形で出てこればいいけど、悪意って形で溢れだしてくるってところが怖いし、背筋がぞわぞわする。

 

ある人物の手記から始まり、加賀刑事の記録と移り変わり話が進行していきます。

ある人物の手記に書かれた一文。強調されてる訳でもなく割とさらっと書かれたその文で、人気作家の人物像を気付かぬ間に決めつけてしまってた加賀刑事と読み手の私たち。

その事実を読んだとき「はっ!確かに!」て気付かされて吃驚しました。確かにあの一文のせいで勝手に決めつけてた。

 

小説を読んでんのに、更にその中に書かれてる小説に惑わされてる。不思議な感覚。

 

視点が移り変わりするから読みやすいです。

 

私はネタバレ読んでたから誰どうなって何でそうなったかを知ってたから、それを実際に文章で読んで自分自身で確かめたくて、うずうずして先が気になってしゃーない読書あるあるが発動しました。

 

ネタバレも何も知らん人が読んだら、きっと今後どういう展開になるか予想もつかんと思う。絶対面白いと思う。間違いない。

 

だって加賀刑事が犯人を捕まえ、動機を語らん犯人のその動機を暴いたんやで。その過程も記録として書かれてるやん!

その加賀刑事が違和感感じて、やっぱ他に動機あるんちゃうかって思うなんて普通に考えたらおかしくない?あんたが動機暴いたやん!って。

でもその加賀刑事が本間の動機をもういっかい探してく。その過程がまた加賀刑事の記録として語られていく。

 

非常に面白い。内容も面白いけど、その書き方も面白い。

動機を暴いた人物がまた違う本間の動機を暴くってやっぱり凄いなぁ、よく考え付くよなぁ。

 

この本をお勧めしない理由がない。